星座の数はどれくらいあるのですか
はじめて星座を作ったのは、メソポタミア(今のイラク)あたりに住んでいた羊飼い(ひつじかい)の人々でした。それがギリシアに伝わり、神話(しんわ)や英雄(えいゆう)の物語と結びついたのです。今の星座は、1930年代に、世界中の天文学者が集まって決めたもので、全部で88個あります。
星座のおこりは古く、紀元前3000年(およそ5000年前)の古代バビロニアの時代にまでさかのぼります。メソポタミアの羊飼いは、羊の番をしながら夜空を見上げ、明るい星に名まえをつけたり星のならびを結んで、天空に絵や図形をえがきました。これらのイメージは後にギリシャに伝わり、神話や伝説と結びついて、現在の星座のもとと星座神話ができあがりました。
これらの古い星座は、紀元(きげん)2世紀ごろにアレキサンドリアの天文地理学者(てんもんちりがくしゃ)プトレマイオス(トレミー)によって48個にまとめられました。これを「プトレマイオス(トレミー)の48星座」といい、今の星座のもとになっています。その後、1930年にこくさい天文連合(てんもんれんごう)で正式に全天88星座が決められました。ただ、このときに正式に決められたのは、星座の名前とその境界線(きょうかいせん)だけで、星座のつなぎ方や星座絵については正式なものはありません。
月ごとの星座はどのようにしてきまるのですか
たん生日の12個の星座は、1年の太陽のとおり道にあたる12個の星座を太陽が通る順番にならべたものです。でも、たん生日のころはその星座の近くに太陽があるため、その星座を見ることはできません。例えばさそり座は10月と11月のたん生星座ですが、7月頃、南の空に見えます。つまり、自分のたん生の月から3か4ヵ月引いた月が、自分のたん生星座の見ごろとなるわけです。
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