太陽は爆発(ばくはつ)するのですか

 およそ50億(おく)年後、燃料(ねんりょう)である水素(すいそ)を使いはたした太陽は、しだいにふくれ出し表面の温度が低くなって、赤くかがやく「赤色巨星(せきしょくきょせい)」になります。このとき太陽は、金星近くまでふくらむと考えられています。
 太陽ぐらいの重さの星の場合は、赤色巨星になった後、外側のガスが広がっていき、大部分のガスを宇宙空間(うちゅうくうかん)に放出して、中心には高温で小さな「白色矮星(わくしょくわいせい)」という芯(しん)が残ります。やがてそれも冷えて、光を出さなくなります。太陽は爆発することなしに死んでいきます。
 太陽より10倍以上重い星の場合は、さらにふくれて超新星爆発(ちょうしんせいばくはつ)を起こします。外側のガスはふき飛び、中心部はおしつぶされて「中性子星(ちゅうせいしせい)」になります。さらに、太陽の10数倍以上も重い星になると、中心部はかぎりなく小さくおしつぶされ、ついに「ブラックホール」になると考えられています。
 こうした星の死によってばらまかれたガスやチリは、ふたたび星を作るための材料になります。一つの星の死は、新しい星の始まりでもあるのです。

地球の自転(じてん)について?

 地球は、北極(ほっきょく)と南極(なんきょく)を結ぶ軸(じく)を中心にして、北から見て、西から東へ時計の針(はり)と反対の方向に一日に一回まわっています。これを地球の自転と言います。
 この地球の自転のために、太陽の光の当たり方はだんだんと変わって、昼と夜ができます。つまり、太陽の光が当たり始めたときが朝で、ま正面から当たるときが昼、太陽の光が当たらなくなると夜になるというわけです。

月の大きさ?

 直径(ちょっけい)は約3500q(地球の約4分の1)です。

月が形を変えるのはなぜですか

 月は太陽の光を反射(はんしゃ)して光っています。三日月のときは地球から見て月の太陽側、月の西側の一部が光っているのが見えます。半月のときは地球から見て、月の東半分か西半分が光って見えます。これは、月が太陽と西に90°、東に90°はなれた時に起こります。満月(まんげつ)のとき、月は地球からみて太陽の反対側にいて、月の全面が太陽の光に当たっています。

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