隕石(いんせき)はどうやってできたのですか
流れ星となるちりにくらべて、大きな惑星間(わくせいかん)のちりが、何かの理由(りゆう)で、重力の大きい、地球、月や惑星の影響をうけて、太陽を回る軌道(きどう)をはずれ地球に飛びこんできたものであると考えられます。ふつうは重さが、数百g〜数kgくらいですが、大きいものでは数十トンにたっする(げんざい発見されている最大のものはおよそ66トン)こともあります。また、小惑星(しょうわくせい)が月や火星などにぶつかったとき、月や火星の岩石が宇宙に飛び出して、地球に飛びこんできた、月起源(きげん)・火星起源の隕石もあります。
彗星(すいせい)とは何ですか
とつぜん、夜空にあらわれて長い尾(お)をたなびかせる彗星(すいせい)は、むかしから悪いことが起こる前ぶれと考えられてきました。彗星の正体がわからなかった時代の人びとにとっては、ボウッとした頭部とそれに続く長い尾、そして夜空を日々動いていく彗星のすがたは、人の心をまどわす不思議(ふしぎ)なものとうつったでしょう。現在では、彗星は太陽のまわりをめぐる太陽系天体(たいようけいてんたい)の一員(いん)であることがわかっています。ハレー彗星や、最近の百武(ひゃくたけ)彗星、ヘール・ボップ彗星などはの天文界(てんもんかい)の大スターです。ハレー彗星は、周期(しゅうき)彗星として何度も太陽への接近(せっきん)をくり返しますが、ほとんどの彗星は1度だけ太陽に近づいてそのまま太陽系のかなたに消えていきます。また、彗星はふつう、地球の軌道(きどう)近くまで太陽に接近すると中心部に核(かく)と、それを取りまくボウッとしたコマ(かみの毛の意味)、そして尾からできています。
彗星は、何年ごとにどんな天体(てんたい)がくるのですか
彗星は、何度も太陽への接近(せっきん)をくり返すものと、1度だけ太陽に近づいてそのまま太陽系のかなたに消えていくものがあります。ハレー彗星のように、ある周期で太陽のまわりをまわっている彗星のことを「周期彗星(しゅうきすいせい)」といいます。さらに周期200年以下のものを短周期彗星、これ以上のものを長周期彗星と呼んでいます。最も周期の短い彗星は3,3年のエンケ彗星で、有名なハレー彗星は76年、ペルセウス座流星群(りゅうせいぐん)のもとのちりをまきちらすスイフト・タットル彗星は119年、百武彗星は数万年、ヘール・ボップ彗星は数千年の周期で太陽の近くにやってきます。
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