太陽系について

なぜ地球と太陽の距離がわかるのですか

 (地球の近くにある)同じ天体を違った場所から見ると、ほんのわずかですが、位置がずれて見えます。これを「視差」といいます。
 簡単に言えば、物を見るとき、左の目だけで見たときと右の目で見たときの物の見え方のずれのことです。
 この見え方のずれの大きさを使って、太陽や月、惑星など、地球の近くにある星までの距離がわかります。
 また、地球が太陽の周りを回る運動の性質と水星や金星のレーザーによる距離測定からも、地球と太陽の距離を求めることができます。

太陽系内の星?

 太陽を中心として、惑星、小惑星、彗星、さらに惑星の間に散らばるガスやちりなど、太陽と重力で強く結びつき、起源を同じくすると考えられる天体の集まりを「太陽系」といいます。太陽は太陽系のただ一つの恒星(自分で光る星)で、太陽系全体の重さ(質量)の99,866%を占めています。
 今、知られている惑星は太陽から近い順に、水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星の9個です。 小惑星は、ほとんどが火星と木星の間にあって、発見されているものは7000個を超えています。
 太陽に近い水星、金星、地球、火星は「地球型惑星」と呼ばれ、おもに岩石状の物質からできています。
 火星より外側をめぐる木星、土星、天王星、海王星は「木星型惑星」とよばれ、おもに水素やヘリウムなどの軽い気体からできています。また、惑星の周りを回っている衛星(月)の数が多く、環をもっていることも特徴です。
 もっとも外側を回っている冥王星は、とても遠く小さいので、詳しいことはよくわかっていませんが、木星型惑星ではないようです。

星空Q&A(大人用)へ
星空Q&A(子ども用)へ
星空Q&A・科学工作サンプル集へ