★ 星座神話 ★

【プレアデスの7人姉妹】

 ギリシア神話の中でこのプレアデスは、巨神(テイタン)族のひとりアトラスと、 水のニンフ、プレイオネとの間に生れた七人姉妹であると言われています。
 姉妹達は、月の女神アルテミスに仕え、ポイオティアの森に住んでいました。 彼女達は月の美しい夜になると森の中の広場で、 月の光を浴びながら美しく舞い踊るのでした。 ある月の輝く夜、プレアデス姉妹が踊っているところへ、 狩りの途中のオリオンが通りかかりました。 美しい女性に目のないオリオンは、 もっとよく見ようと、姉妹達に近づいて行ったのです。 それに気がついた姉妹達は驚いてしまい、森の奥深くへ走って逃げましたが、 狩人であるオリオンは獲物を追うように、どこまでも追って行きます。 追いつめられたプレアデス姉妹は、女神アルテミスに救いを求め、 七羽の白い鳩にしてもらって空高く飛び去り難を逃れたのです。 これが天上に昇って星となったプレアデス星団だといわれています。