★ 星座神話 ★

【こいぬ座】

 ある日鹿狩りの名人アクタイオンが狩に出た時、偶然に女神アルテミスが森の泉で水浴びをしているのを見てしまいました。これを知ったアルテミスはひどく怒りアクタイオンを鹿に変えてしまいました。アクタイオンは、頭に角が生え、全身茶色の毛皮で覆われた自分の姿を嘆き、川に飛び込み帰らぬ人となりました。 この時お供をしていた小犬は、何日も何日も川岸にたたずみ主人を待ちます、やがて小犬は星になり天の川の岸辺で輝きはじめたと伝えられます。三等星のゴメイザ(涙ぐむ目の意)は小犬の顔にあたり、この星は溢れる涙がキラッと光っているようにも見えて、悲しげな小犬の姿が夜空に浮かびます。